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結婚式二次会の会費相場はいくら?ご祝儀との違いも解説

こんにちは、二次会代行プランナーの鈴木です。幹事代行プランナーとして6年、多くの結婚式二次会をお手伝いしてきました。その経験を活かし、「二次会代行おすすめ情報」として結婚式二次会や幹事代行に関するお役立ち知識を発信しています。結婚式二次会を検討されている新郎新婦の皆さんの参考になれば幸いです。

新郎新婦にとって、結婚式二次会の会費設定は悩ましいポイントです。ゲストに負担をかけすぎず、かといって赤字にもしたくないですよね。今回は「結婚式二次会の会費相場はいくら?ご祝儀との違いも解説」というテーマで、二次会の平均的な会費や地域による差、ご祝儀との違い、さらに会費決定のポイントについて詳しく説明します。会費設定に悩む新郎新婦の方はぜひ参考にしてください。

結婚式二次会の会費相場はどれくらい?

結婚式二次会の会費は、一般的に1人あたり6,000~10,000円程度が相場です。
これは全国的なおおよその目安であり、二次会の内容や開催地域、ゲスト層によって前後します。
できればゲストに過度な負担とならない金額に抑えたいところですが、豪華な演出や景品を用意する場合、会費が8,000円以上になるケースもあります。

地域による会費の違いも存在します。
例えば、地方では6,000円前後の会費が多い一方、東京など都市部では7,000~10,000円程度と高めになる傾向があります。
これは、都市部の方が会場費や飲食代が高く、二次会自体が華やかになりやすいことが理由です。
実際、首都圏(東京・埼玉・神奈川)の二次会会費平均は約8,000円前後という調査結果もありますが、都心のオシャレなレストランやホテルで開催する場合は一人9,000円ほどに設定されることも珍しくありません。
東京は特に物価やサービス水準が高いため、どうしても会費も高めに設定されがちです。
その分、料理の質を高めたり豪華景品を用意するなど、「高い会費でも納得できる内容」にすることが大切です。

また、男女で会費に差をつけるケースもよく見られます。
例えば「男性8,000円・女性7,000円」「男性7,000円・女性5,000円」など、男性を1,000~2,000円ほど高く設定するパターンです。
これは「男性のほうがたくさん飲食する傾向がある」「女性ゲストはドレスやヘアセットにお金がかかる」という配慮から来ています。
必ずしも男女差を設ける必要はありませんが、ゲストに納得感を持ってもらうために、このように性別による調整を行う新郎新婦もいます。
ただし、あまりに大きな差をつけると不公平感が出る可能性があるため、バランスに注意しましょう。

ゲスト目線で言えば、「6,000円程度なら喜んで参加できる」という声が多く聞かれます。
一方で7,000~9,000円になってくると、「料理や景品が充実していれば納得」「会費に見合った内容ならOK」という条件付きで受け入れられる傾向があります。
逆に会費に見合わない質素な内容だと、不満に思われてしまうこともあります。
会費が高めの場合は、その分ゲストに還元できる内容かどうかをしっかり検討することが重要です。

結婚式二次会の会費とご祝儀の違い

結婚式二次会の会費と、披露宴での「ご祝儀」は性質が大きく異なります。
ご祝儀とは、新郎新婦へのお祝いとして贈る金品のことで、主に結婚式(披露宴)に招待されたゲストが受付で現金を包んで渡す習慣です。
ご祝儀は新郎新婦へのお祝いの気持ちを表すものであり、相場は友人の場合3万円程度が一般的です。

一方で、二次会は会費制が基本となります。
披露宴とは異なりカジュアルなパーティーである二次会では、ゲストからはご祝儀は頂かず、定めた会費のみを負担してもらう形が一般的です。
招待状にも「会費○○円」と明記し、当日は受付で会費を集めます。
したがって、披露宴と二次会の両方に招待されたゲストは、披露宴ではご祝儀を渡し、二次会では別途会費を支払うことになります。
二次会からのみ招かれたゲストであれば、ご祝儀は不要で会費のみ支払えば問題ありません。

このようにご祝儀はあくまで「お祝いの贈り物」であり、会費は「パーティー運営費の割り勘」という違いがあります。
そのため、ご祝儀には新札を用意したりご祝儀袋に包むなどのマナーがありますが、会費は受付で現金をそのまま手渡しするのが通常です(封筒に入れる必要はありません)。
会費を渡す際はお釣りのないように準備し、新札でなくても構いませんが、あまりにも汚れたお札は避けるなど最低限の配慮はしておきましょう。

「披露宴にも出席して十分お祝いをもらったから、二次会の会費は安くしたい」「ご祝儀をもらっている友人から二次会でさらに会費を取るのは心苦しい」と考える新郎新婦もいるかもしれません。
確かに、披露宴から参加しているゲストにとって、ご祝儀(数万円)+二次会会費というのは負担が大きくなります。
そのため、披露宴からのゲストは会費を割引するケースや、思い切って二次会の会費自体を低めに設定する新郎新婦もいます。
ただし、ゲスト同士で支払額が異なる状況は運営上少し煩雑になるため、受付で混乱しないよう事前に案内するなどの配慮が必要です。
一般的には全員一律の会費とすることが多いですが、気になる場合は新郎新婦側で景品代の一部を負担し、ゲストの会費を相場より抑えめに設定するという方法もあります。

二次会会費を決めるときのポイント

会費を決める際には、二次会にかかる費用の内訳を洗い出すことが重要です。
二次会の主な費用項目には以下のようなものがあります。

  • 会場代(会場使用料): レストランや会場を貸し切る場合の場所代。
  • 飲食代: 料理やフリードリンクなど、ゲスト一人当たりの飲食にかかる費用。
  • 景品代: ビンゴやゲーム用の景品を用意する場合、その購入費用。
  • 演出費: ゲーム演出や映像・音響、司会者依頼などにかかる費用。
  • プチギフト代: 帰り際にゲストへ渡すお土産(プチギフト)を用意する場合の費用。
  • その他雑費: 招待状・受付セット・装飾など細かな準備にかかる費用。

これらの費用合計を参加予定人数で割ると、一人あたりに必要な会費の原価がおおよそ算出できます。
一般的に、会費=「飲食代+お土産代+景品代など」をゲスト人数で割った額となります。
例えば飲食代が1名5,500円、景品やプチギフトに1名あたり1,500円相当を見込めば、原価ベースでは7,000円となります。
そこに会場設備料などを加味して最終的な会費を決定します。

注意したいのは、新郎新婦自身の費用や個人的な希望を会費に含めないことです。
新郎新婦の衣装代やヘアメイク代、カメラマン(写真・動画)依頼費、さらには幹事代行サービスの費用などは、本来ゲストが負担すべき項目ではありません。
これらは新郎新婦側で自己負担するか、披露宴の予算から賄うのが望ましいでしょう。
ゲストの会費はあくまでゲストに還元する部分(飲食や景品など)のみに充て、「自分たちの費用までゲストから徴収しない」というのが基本マナーです。

また、会場選びによっても適切な会費は変わります。
ホテルや高級レストランであれば料理・会場費が高いため、その分会費も上がりやすくなります。
逆にカジュアルなレストランや居酒屋を会場に選べば飲食代を抑えられるため、会費を低めに設定しやすくなります。
自分たちのやりたい二次会の雰囲気とゲストの負担感のバランスを考えて、会場と会費を決めましょう。

景品の内容も会費設定に影響します。
例えば、豪華景品を多数用意すれば景品代がかさむため、その分会費に上乗せしなければなりません。
逆に景品をごく少数にしたり、予算を抑えれば会費も安くできます。
ただし先述の通り、ゲストは「景品が豪華なら多少会費が高くても納得する」という傾向があります。
予算に余裕があれば景品代に回し、会費以上に満足してもらえる演出にするのも良いでしょう。

最終的な会費設定では、ゲストから不満が出ないかをシミュレーションすることが大事です。
「この内容で○○円の会費なら妥当かな?」と、自分がゲストだったらどう感じるか考えてみてください。
過去に二次会に参加した経験があれば、その時の会費や感想も参考になります。
例えば、「料理が少なくて不満だった」「景品が豪華で嬉しかった」などゲスト目線の体験を思い出し、適切な価格設定に役立てましょう。

まとめ:ゲストに喜んでもらえる適正な会費設定を

結婚式二次会の会費は、新郎新婦とゲスト双方が満足できるラインを探ることがポイントです。
全国相場は一人6,000~10,000円程度ですが、地域や会場、内容によって最適解は変わります。
東京のように物価が高い地域ではやむを得ず高めの会費になりますが、その場合は価格に見合うおもてなしでゲストに感謝の気持ちを伝えましょう。

ご祝儀とは違い、二次会の会費はゲストと新郎新婦が一緒に楽しむための実費負担です。
だからこそ、一律の会費で公平に、かつ「払った甲斐があった」と思ってもらえる内容にすることが大切です。

もし会費設定や二次会運営に不安がある場合は、プロの二次会プランナーに相談するのも一つの方法です。
私たち2次会ジェンヌのような幹事代行サービスでは、豊富な経験にもとづいて適正な会費設定や予算配分のアドバイスも行っています。
新郎新婦にとってもゲストにとっても楽しい二次会となるよう、ぜひ準備を進めてくださいね。
皆さんの二次会が笑顔あふれるひとときになりますように。

結婚式二次会幹事代行プロデュース
2次会ジェンヌ
二次会代行プランナー 鈴木