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結婚式二次会司会の基本:役割と事前準備を徹底解説

2次会ジェンヌのプランナー鈴木です。
結婚式二次会の司会を頼まれたけれど、「何をすればいいの?」と不安に感じていませんか?
二次会の司会者は、パーティーを成功に導く重要な役割です。
本記事では、結婚式二次会司会の基本的な役割と、当日までに押さえておきたい事前準備について徹底解説します。
初めて司会に挑戦する方でも安心して臨めるよう、具体的なアドバイスを交えて紹介します。

結婚式二次会における司会の役割とは

結婚式二次会の司会者は、パーティー全体の進行役として欠かせない存在です。
披露宴が格式張った雰囲気なのに対し、二次会はカジュアルで自由度が高いパーティーです。
しかし、二次会にも決められたタイムスケジュールがあり、司会者はその進行をリードしながら会場を盛り上げる役目を担います。
具体的には、開宴時にゲストの注意を引いて新郎新婦の入場を促したり、乾杯の音頭を紹介したり、ゲームや余興の進行、締めの挨拶まで、多岐にわたる役割をこなします。
単にマイクを持って喋るだけではなく、時間管理や雰囲気づくり、トラブル対応など、パーティーを成功させるための裏方的な気配りも司会者の大切な役割です。
友人代表として司会を任された場合、緊張もありますが、お二人の晴れの門出を盛り上げるやりがいのあるポジションと言えるでしょう。

二次会司会者の事前準備

大切な二次会の司会を任されたら、当日までにしっかりと台本など準備をしておくことが安心につながります。
事前準備を怠らなければ、本番で慌てずスムーズに進行できるでしょう。
ここでは、二次会司会者が当日までにやっておきたい準備項目を解説します。

1. 新郎新婦との打ち合わせ

まずは新郎新婦と事前に打ち合わせを行い、二次会の大まかな流れや希望を確認しましょう。
パーティーの開始時間や制限時間、ゲスト人数、会場の場所や設備など基本情報を共有します。
さらに、二次会で予定している演出やゲーム、余興の有無、新郎新婦がやりたいこと・避けたいこと(NG事項)もヒアリングしてください。
新郎新婦から「こんな二次会にしたい」という希望を引き出し、司会者としてできることを提案する場でもあります。
進行上の役割分担(受付や景品配布などに他の幹事役がいるか)についても確認し、全員で当日に向けて認識を合わせておくと安心です。

2. タイムテーブル(進行表)の作成

打ち合わせ内容をもとに、当日のタイムテーブル(進行スケジュール表)を作成します。
開始から終了までの流れを時間配分付きで書き出し、司会者自身が全体像を把握できるようにしましょう。
例えば「19:30 開始・新郎新婦入場」「19:40 乾杯」「20:00 ビンゴゲーム開始」「20:30 新郎挨拶」「20:45 お開き」といったように、具体的な時刻とプログラムを決めていきます。
会場の使用可能時間や、ゲストの終電時間なども考慮しながら、無理のないスケジュールを組むことが大切です。
タイムテーブルは新郎新婦や他の幹事メンバーとも共有し、必要があれば調整しておきましょう。
この進行表があることで、当日の司会進行がぐっと楽になります。

3. 司会台本・進行台本の準備

タイムテーブルに沿って、司会者として話す内容の台本や進行台本を用意しておきます。
一字一句すべてを書き起こす必要はありませんが、開会の挨拶や自己紹介、乾杯の誘導の言い回し、ゲームのルール説明、締めの言葉など、主要な場面ごとのコメントは事前に考えてメモしておくと安心です。
とくに、最初の挨拶で何を言うか、ゲストへのお礼や自己紹介の文言、新郎新婦の紹介の仕方などは緊張しやすいポイントなので、台本を用意して練習しておきましょう。
また、名前の読み間違いがないよう新郎新婦やゲスト有志の氏名(敬称の付け方)を確認しフリガナを振っておく、縁起の悪い言葉(忌み言葉や重ね言葉)を使わないよう代わりの表現を考えておく、といった配慮も必要です。
進行台本は当日手元に持って司会台本として使えるようにし、重要な箇所にはマーカーを引くなど見やすく工夫しておくと良いでしょう。

4. 余興やゲームの準備と役割分担

二次会の醍醐味の一つがゲストみんなで楽しめる余興やゲームです。
司会者はゲームや余興の進行役も担うため、内容を把握し準備を整えておきます。
例えばビンゴゲームを行うなら、ビンゴカードや抽選機、景品の用意が必要です。
クイズやゲームのルールは事前に理解し、ゲストに説明しやすいよう簡潔にまとめておきましょう。
また、友人による歌やダンスなどの余興がある場合は、事前に出演者と打ち合わせて開始タイミングや紹介してほしいポイントを聞いておきます。
当日サプライズで流す映像があるなら、映像の開始合図や照明の調整など、会場スタッフとの段取りも確認しておくと安心です。
余興・ゲーム中は司会者一人では手が足りない場面もあるため、他の幹事仲間と役割分担(例えば景品配布補助や機材操作など)を決めておくことも大切です。

5. 会場下見・機材チェックとリハーサル

可能であれば事前に会場の下見を行い、会場レイアウトや設備を確認しておきましょう。
マイクや音響設備、プロジェクターやスクリーンの有無、照明の明るさなど、司会進行に関わる機材は要チェックです。
特にマイクの音量や音響は、当日になってトラブルが起こりやすいポイントなので、リハーサル時にスタッフと確認しておくと安心です。
二次会当日は、開始時間の30分〜1時間前には会場入りし、机や椅子の配置、受付の導線、余興で使う機材や小道具など最終確認を行います。
可能であればマイクテストを兼ねて声出しの練習をし、新郎新婦の名前や挨拶の文言を実際に喋ってみて感覚を掴んでおきましょう。
本番さながらにリハーサルをしておくことで、自信を持って本番に臨むことができます。

6. 当日の持ち物と服装のチェック

司会者として当日持参すべきものや服装についても事前に準備しておきます。
進行表や司会台本の控え、ペン(メモ用)、腕時計(タイムキーパー用)、携帯電話(必要ならタイマー代わり、ただしマナーモード必須)、予備のマスクやハンカチなど、いざという時に備えて用意しましょう。
ゲームの景品や小道具も忘れずに会場へ持ち込みます。
服装は、新郎新婦より目立ちすぎない程度に、しかし司会者としてきちんと感のある装いを心がけます。
男性であればスーツにネクタイ、女性であれば上品なパーティードレスやワンピースにジャケットを羽織るなど、フォーマルすぎずカジュアルすぎない服装が望ましいです。
動き回る場面もあるため、履き慣れた靴を選ぶ、女性は予備のストッキングを持つなどの配慮もしておくと良いでしょう。
見た目の印象も司会者の大切な役割の一部ですので、清潔感を大切にしつつ、当日に自信を持てる服装で臨んでください。

二次会司会を成功させるためのポイント

しっかり準備をした上で、当日司会を務める際に心がけたいポイントを押さえておきましょう。
ここでは、結婚式二次会の司会を成功させるためのコツをいくつか紹介します。

  1. 時間を守って進行する
    二次会は決められた時間内にパーティーを終える必要があります。
    特に会場の貸切時間が限られている場合、進行が押して延長料金が発生することもあるため注意が必要です。
    事前に決めたタイムテーブルに沿って、時間配分を意識しながら進行しましょう。
    ただし時間を気にするあまり早口になりすぎてもゲストが付いてこれないので、適度なペース配分を心がけることが大切です。
  2. 当日の雰囲気に合わせて臨機応変に対応する
    予定通りに進行することは大切ですが、当日の会場の盛り上がり具合によって柔軟に対応する姿勢も必要です。
    例えば歓談が大いに盛り上がっている場合は、無理にゲームを開始せず歓談時間を少し延長する、逆に予定より早く皆の手が空いてしまったらゲームを前倒しする、といった臨機応変な判断を行います。
    会場全体の空気を読みながら、プログラムを微調整するのも司会者の腕の見せ所です。
  3. 言葉遣いは丁寧かつ聞き取りやすく
    司会者としてマイクで話す際は、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
    仲の良い友人同士とはいえ、司会進行の場では「〇〇くん」「△△さん」と下の名前に敬称を付けて呼ぶ、ゲストに対しては「皆さま」「ご友人の皆さま」といった丁寧な呼びかけを使うようにします。
    また、「お席の移動はご自由になさってください」「ご歓談ください」のように、できるだけ敬語や丁寧語でアナウンスすることが基本です。
    声の大きさや速さにも気を配り、はきはきとゆっくりめに話すと聞き取りやすくなります。
    緊張すると早口になりがちなので、深呼吸して落ち着き、落ち着いた口調で話すことを意識しましょう。
  4. 縁起の悪い言葉は避ける
    結婚式において忌み言葉や重ね言葉(繰り返しを連想させる言葉)は縁起が悪いとされるため、司会の際には使わないように注意します。
    例えば「終わる」「別れる」「戻る」「重ね重ね」などは避け、「お開きにする」は「お披楽喜(おひらき)」と言い換えるなどの配慮をしましょう。
    うっかり口にしないよう、事前にNGワードをチェックしておくと安心です。
  5. 内輪ネタや悪ノリは控える
    会場には新郎新婦の幅広い交友関係のゲストが集まっています。
    一部の人にしかわからない内輪ネタや、悪ノリが過ぎる冗談は控え、誰もが楽しめる公正な雰囲気づくりに徹することが大切です。
    お酒が入って盛り上がった際にも、羽目を外しすぎないよう司会者自身が冷静さを保ちましょう。
  6. 会場全体を見渡しみんなが楽しめているか気を配る
    司会者は進行に集中するあまり、自分の台本ばかりに意識が向きがちです。
    しかし、パーティーの主役である新郎新婦やゲスト全員が楽しんでいるか、会場全体に目を配ることも重要な役割です。
    ゲストの表情や反応を見ながら、「少し退屈そうな人がいるかな?」と感じたら早めにゲームを始める、逆にとても盛り上がっているなら歓談をもう少し続ける、といった判断につなげましょう。
    また、会場の隅々まで声が届いているか、音響バランスは適切かなど、テクニカルな部分も含めて全体を見渡す意識を持つと安心です。
  7. ハプニングに備え事前に対処法を考えておく
    パーティーでは思わぬハプニングが起こることもあります。
    例えば予定していた余興の時間が押してしまった、景品当選者がなかなか出ない、マイクの調子が悪い、急なアクシデントで一時中断した…そんな事態にも慌てず対応できるよう、あらかじめ対処法を考えておきましょう。
    時間が押した場合は後のプログラムを短縮する、機材トラブル時には予備マイクや代替演出に切り替えるなど、想定シナリオを頭の中でシミュレーションしておくと冷静に対処できます。
    万一自分では対応が難しい事態が起こった場合は、新郎新婦や会場スタッフとも連携しながら解決策を探る柔軟さも必要です。

まとめ

結婚式二次会の司会者は、パーティーを影で支えるとても大事な役割です。
入念に事前準備を行い、上記のポイントを心がけて進行すれば、初めての方でもきっと二次会を成功に導けるでしょう。
友人の晴れ舞台を任されたからには、緊張もあると思いますが、心を込めてサポートする気持ちが一番大切です。
司会者自身が楽しむ余裕を持てば、会場のみんなにも笑顔が広がります。

それでも「やっぱり自分では不安…」という場合は、プロの司会に任せる選択肢もあります。
私たち2次会ジェンヌでは、結婚式二次会の幹事代行プランとして経験豊富なプロ司会者の派遣も行っています。
プロに任せれば新郎新婦もゲストも安心して楽しめるため、どうしても負担が大きいと感じるときはお気軽にご相談ください。
大切な二次会が思い出に残る楽しいパーティーとなるよう、心から願っています。

結婚式二次会幹事代行プロデュース
2次会ジェンヌ
二次会代行プランナー 鈴木