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結婚式二次会の服装ガイド:新郎新婦・ゲスト・幹事のドレスコードとは
こんにちは、二次会代行プランナーの鈴木です。幹事代行プランナーとして6年、多くの結婚式二次会をお手伝いしてきました。その経験を活かし、「二次会代行おすすめ情報」として結婚式二次会や幹事代行に関するお役立ち知識を発信しています。結婚式二次会を検討されている新郎新婦の皆さんの参考になれば幸いです。
結婚式の披露宴よりカジュアルなイメージがある「結婚式二次会」ですが、服装選びに迷う方は多いのではないでしょうか。ドレスコードに「平服でお越しください」と書かれていても、何を着れば良いのか悩んでしまいますよね。この記事では、新郎新婦・ゲスト・幹事それぞれの立場から、結婚式二次会の服装マナーについて詳しくガイドします。立場ごとのポイントや具体例、NGな服装も交えながら解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。結婚式二次会という特別な場にふさわしい装いを整えて、心から楽しめる二次会にしましょう。
新郎新婦の服装:二次会での衣装ポイント
まずは主役である新郎新婦の服装についてです。結婚式本番とは違った雰囲気の二次会では、「披露宴よりも少しカジュアルダウンしたい」と考える新郎新婦も多いでしょう。しかし主役であることに変わりはありませんので、新郎新婦らしい華やかさとお祝いの場にふさわしいきちんと感を両立させることが大切です。ここでは新郎と新婦それぞれの服装ポイントを解説します。
新郎の二次会服装のポイント
披露宴でタキシードや和装を着た新郎も、二次会ではスーツスタイルに切り替える場合が一般的です。特に**ダークスーツ(濃紺・ダークグレーなど)**は人気で、格式を保ちつつも二次会の程よいカジュアル感にマッチします。黒の礼服ほど厳格すぎず、かといってジーンズなどラフすぎる格好でもない絶妙なラインがダークスーツです。
とはいえ、ゲスト男性もスーツ姿の人が多いため、新郎が埋もれてしまう可能性もあります。「新郎であることが一目でわかる着こなし」を意識しましょう。例えばネクタイやポケットチーフに華やかな色を取り入れたり、**ブートニア(胸花)**を付けるだけでも主役らしさが際立ちます。実際、私がプランニングした二次会でも、新郎が明るめカラーのネクタイとチーフでおしゃれにコーディネートしたところ、「新郎らしくて素敵!」とゲストから好評でした。披露宴で使ったお色直し用の小物などがあれば、二次会コーデに活用するのも良いアイデアです。
また、会場の雰囲気や新婦の衣装に合わせることも忘れずに。例えば二次会がカジュアルなレストランなら、かっちりしすぎないスーツやジャケットスタイルでもOKです。一方、高級レストランやホテルであれば披露宴に準じたフォーマル寄りの装いが望ましいでしょう。新婦のドレスがカラードレスなら、新郎もタイやチーフで色味をリンクさせると統一感が出ます。季節にも配慮し、夏なら通気性の良い素材、冬ならベストをプラスするなど工夫すると快適です。
新婦の二次会服装のポイント
新婦の二次会衣装は、披露宴のウェディングドレスやカラードレスをそのまま着用するパターンと、二次会用に別のドレスやワンピースに着替えるパターンがあります。どちらでも新婦らしい華やかさを演出できますが、それぞれメリットがあります。
披露宴と同じドレスを着る場合、何より花嫁らしい特別感が際立ちます。特に披露宴に参加していないゲストにとっては、二次会で初めて花嫁姿を見る機会になります。「二次会だけ参加のゲストにもウェディングドレス姿をお披露目したい」という新婦は、そのままの衣装でも良いでしょう。実際、私が担当したある二次会では、新婦が披露宴と同じ真っ白なドレスで登場し、会場中から大きな歓声と拍手が起こりました。「ドレス姿が見られて嬉しい!」とゲストも大盛り上がりでした。
一方、別のドレスやワンピースに着替える場合は、動きやすさやコスト面でメリットがあります。披露宴用のドレスはボリュームがあって重かったり、レンタル延長に費用がかかったりすることも。カジュアルな二次会会場(例えば居酒屋や小規模レストラン)であれば、華やかなパーティードレスやカラードレスに着替えるのも一案です。例えば膝丈〜ミモレ丈の上品なワンピースドレスや、淡いカラーのカクテルドレスなど、新婦とわかる華やかさを保ちつつ軽やかな装いにする新婦もいます。ある新婦は「ゲストとたくさん動き回って写真を撮りたいから」と披露宴後にスレンダーラインのカラードレスへお色直しし、二次会を満喫していました。
新婦の二次会衣装例: 高級レストランなどフォーマル会場なら、写真のように上品なネイビードレスにボレロを合わせたセミフォーマルスタイルがおすすめです。パールのネックレスやクラッチバッグでエレガントさをプラスすると、花嫁らしい華やかさが引き立ちます。一方、もう少しカジュアルな会場であれば肩を出したデザインや軽やかな素材のドレスでもOKですが、**「花嫁と分かる特別感」**は意識しましょう。色はウェディングらしく白系も素敵ですが、ゲストの服とかぶらない華やかな色(ピンクやブルー、パープルなど)も二次会では人気です。「白いドレスにこだわりが無い」という新婦は、思い切って好きな色のドレスで登場するのも会場が盛り上がります。
どんな服装にせよ、新郎新婦お二人が並んだ時にバランスよく調和していることも大切です。新婦のドレスがカジュアルダウンしたデザインなら、新郎も少しカジュアルなスーツにしてみる、といった具合に統一感を意識しましょう。また、動きやすさや体への負担も考慮してください。二次会は披露宴よりリラックスした場とはいえ、ゲームに参加したりゲストと触れ合ったりと意外と動くシーンもあります。きついコルセットや歩きにくいロングドレスより、適度に快適さのある衣装だと二次会を存分に楽しめますよ。
新郎新婦の服装NG例と注意点
新郎新婦だからといって何でも自由で良いわけではなく、お祝いの場にそぐわない服装は避けるべきです。例えば新郎であれば、いくらカジュアルなパーティーとはいえTシャツにジーンズなどラフすぎる格好はNGです。ゲストとのバランスもありますが、「主役があまりに普段着だとゲストが気まずい」という声もあります。また新婦の場合、あまりに地味すぎてゲストと見分けがつかない装いは避けましょう。せっかくの二次会ですから、ゲストは花嫁らしいドレス姿を見るのを楽しみにしています。シンプルすぎるワンピース1枚だけだと「普通のゲストみたい…」と残念がられることもあります。たとえ費用を抑えたドレスでも、ヘアアクセサリーやブーケを持つなど花嫁らしいアクセントを付けることをおすすめします。
加えて、露出が多すぎる衣装にも注意です。二次会は披露宴よりは肌の露出に寛容ですが、胸元が極端に開いたドレスや超ミニ丈スカートは品位を損なう恐れがあります。また、汚れにも気を付けましょう。披露宴後そのままのウェディングドレスで参加する場合、二次会では飲食中にドレスを踏まれたり汚されたりするリスクもあります。裾を胸元でまとめる「トレーンアップ」や動きやすいデザインへのお色直しなど、事前に対策すると安心です。
総じて、新郎新婦の服装は「主役らしさ」と「二次会の雰囲気」のバランスがポイントです。
お二人が納得できるスタイルで、なおかつゲストから見ても華やかで微笑ましい印象になるよう意識してみてください。
ゲストの服装マナー:招待客が気を付けたいポイント
次に、二次会に招かれたゲストの服装マナーについてです。結婚式二次会は披露宴ほど厳格ではありませんが、お祝いの席であることに変わりはありません。普段の飲み会感覚でラフに行くと「ちょっと非常識だったかな?」と浮いてしまう可能性も。ここでは男性ゲストと女性ゲストに分けて、二次会で好ましい服装や気を付けるポイントを解説します。
男性ゲストの服装ポイント
男性ゲストの場合、基本はスーツスタイルで行けば間違いありません。披露宴から続けて二次会に参加する人はそのまま礼服やスーツでOKですし、二次会から参加の人もジャケット着用がマナーとされています。色は黒や濃紺、ダークグレーなどダークカラーのスーツが無難です。ビジネススーツでも構いませんが、そのままだと「仕事帰り?」と味気なく見えてしまうので、ネクタイやチーフで華やかさをプラスしましょう。シルバーグレーやパステルカラーのネクタイに変えたり、胸ポケットにチーフを入れるだけでお祝いムードが出ます。
結婚式二次会の男性ゲスト服装例: 写真のようにダークカラーのスーツに明るめのネクタイを合わせれば、シンプルながらきちんと感と華やかさを両立できます。二次会の会場がホテルなどフォーマルな場合はネクタイ着用が望ましいですが、カジュアルなバーやレストランならノーネクタイでも構いません。その場合も襟付きシャツとジャケットは忘れずに。ノーネクタイでもポケットチーフがあると寂しくならず、おしゃれに見えます。
靴は基本的に革靴で、色は黒もしくはスーツに合う濃色を。カジュアルな場でスーツを少し崩す場合でも、スニーカーやサンダルはNGです。実際、過去にジーンズにスニーカー姿で二次会に来てしまった男性がいて、会場でちょっと浮いてしまったことがありました。「平服で」と言われてもここまでラフなのは避けたほうが良いでしょう。ジーンズやTシャツ、パーカーなど明らかに普段着すぎる服装はマナー違反とされています。どうしてもカジュアルにしたいなら、チノパンにジャケット程度が限度です。
また、新郎と被る服装は避けるのもエチケットです。例えばオールホワイトのスーツや光沢の強いシルバーのスーツは、新郎の衣装と重なる可能性があるため控えましょう。同様に、蝶ネクタイにサスペンダーなど新郎らしい装いをゲストがするのも好ましくありません。主役より目立ってしまうのはNGなので、「地味すぎず派手すぎず、あくまで脇役としてお祝いする立場」を心がけてください。
女性ゲストの服装ポイント
女性ゲストの服装は、ワンピースやドレススタイルが定番です。披露宴ほど厳密でなくとも、華やかさを意識したセミフォーマルな装いが望ましいでしょう。会場の雰囲気に合わせてドレスコードの格を調整するのがポイントです。ホテルや式場での二次会なら、披露宴に準じたエレガントなドレスが安心です。肩や背中の露出がある場合はボレロやショールで上品さをプラスし、足元は肌色ストッキング+パンプスでフォーマル感を保ちましょう。
レストランやカフェなど少しカジュアルな会場なら、ワンピースドレス+アクセサリーで程よく力を抜いた装いでも大丈夫です。色柄も多少遊んでもOKですが、アニマル柄など派手すぎる柄は避けるのが無難です。パンツスタイルの場合、柔らかな素材のセットアップやオールインワンなど、きれいめに見えるものを選びましょう。居酒屋やパーティースペースでの二次会では、「普段着+α」のおしゃれ着でも構いません。上品なブラウスにスカート、またはワンピースにアクセサリーで少しドレスアップすると良いですね。ただしこちらもデニムやスニーカーなどカジュアルすぎるものはNGです。過去に、カジュアルバーでの二次会だからと普段着寄りのニットワンピで来た方がいましたが、「ちょっとラフすぎたかな…」と後で心配していました。やはり多少はパーティーらしさを意識すると安心です。
女性ゲストが特に気を付けたいのは、「白」と「全身黒」の服装です。白いドレスやワンピースは花嫁の色とされますので、二次会であっても避けましょう。淡いベージュや薄いピンクなど、一見白っぽく見える服を着る場合は、羽織物を濃色にするなどして配慮します。逆に真っ黒なワンピースや黒一色コーデも、「喪服」を連想させるためお祝いの場には不向きです。黒ドレスを着たい場合は、華やかな色の小物やアクセサリーで地味になりすぎないよう工夫しましょう。「派手すぎ」にも注意で、スパンコールぎっしりのドレスやネオンカラーなどは浮いてしまう可能性があります。
露出に関しては、昼の披露宴よりは寛容ですが過度は禁物です。夜のパーティーなのでノースリーブ自体はOKでも、胸元が極端に開いたデザインや丈の短すぎるスカートは控えましょう。ストッキングも基本的には着用がマナーです。黒タイツはフォーマル度が下がるため避け、ナチュラルストッキングがベターですが、夏場は肌になじむトレンカタイプや素足風ストッキングでも良いでしょう。
最後に、女性ゲストならではの気遣いとして動きやすさと荷物も考えてみてください。立食形式やゲーム参加で動くことも多い二次会では、引きずるロングドレスより膝丈〜ミモレ丈くらいが安心です。大きなバッグは邪魔になるので、小ぶりのパーティーバッグにまとめ、必要最低限の荷物で臨むとスマートですよ。
ゲスト服装の体験エピソード
私自身が以前ゲストとして二次会に参加した際、服装選びで感じたことがあります。その二次会はカジュアルなレストラン貸切だったので、私は落ち着いたグリーンのワンピースにショールを合わせて行きました。同じテーブルの友人はパンツドレスで来ており、「二次会だからこれくらいで丁度いいね」とお互い安心した記憶があります。ところが一人だけ超フォーマルなロングドレス姿の方がいて、会場で少し浮いていたんです。本人も「張り切りすぎちゃったかな?」と苦笑いしていました。逆に、別の二次会ではジーンズ姿の男性がいて周囲がざわついたことも…。やはり「会場の雰囲気に合った程よい服装」が大事だと実感しました。
ゲストは主役ではありませんが、「主役を引き立てつつ自分もおしゃれに」というバランスを楽しんでみてください。服装マナーを守りつつも、パーティーらしい華やかな装いで二次会を一緒に盛り上げましょう。
幹事の服装:動きやすさと信頼感を両立しよう
最後に、二次会幹事(司会や受付など運営を任された人)の服装についてです。幹事は裏方ではありますが、当日はゲストの前に立つ機会も多い立場です。新郎新婦から依頼されて幹事を引き受けた友人として、きちんとマナーを守りつつも動きやすい服装を心がける必要があります。幹事の服装は基本的にゲストのマナーに準じますが、いくつか意識したいポイントがあります。
まず大前提として、「新郎新婦より目立たない」「ゲストと同程度か一段上程度」の服装を意識しましょう。例えば二次会で司会進行をする幹事の場合、ゲストより少しフォーマル寄りでも良いとされていますが、最近はそれほど厳密ではなくゲストと同じくらいの装いでも問題ありません。それでもカジュアルすぎるのはNGなので、ジーンズやTシャツ、スニーカーといった恰好は避けます。幹事だからといって特別な制服があるわけではないので、基本は他のゲストと同様のドレスコードに従えばOKです。
幹事の場合、当日の動きやすさも重要です。受付対応や音響トラブル対応、景品配布など、会場内をあちこち走り回るシーンがあります。ヒールが高すぎる靴や窮屈な服だと疲れてしまい、進行に支障が出るかもしれません。女性幹事なら歩きやすいパンプスやローヒールを選んだり、男性幹事もタイトすぎるスーツより少し余裕のあるシルエットの方が楽です。私も幹事を引き受けるときは、式典用のきつい礼服より伸縮性のあるスーツにして、靴も長時間歩いても痛くならないものを履くようにしています。
特に忘れがちなのが腕時計です。幹事はタイムスケジュールを管理する役目でもあります。当日スマホで時間を確認しようとポケットをまさぐるのは見栄えが良くないですし、司会中にスマホを見るのは避けたいところです。腕時計を着用して、いつでも時間チェックできるようにしておきましょう。「幹事なのに時計を持っておらず時間オーバーしてしまった」という失敗談も耳にしますので、小さなことですが大切なポイントです。
写真は二次会幹事同士で打ち合わせをしている様子です。幹事が複数いる場合、事前に服装の格を合わせておくと当日もチームとして統一感が出ます。新郎側・新婦側で男女混合の幹事チームなら、「男性陣はスーツ、女性陣はワンピースドレスで行こう」など一言話し合っておくと安心です。当日初めて顔を合わせる幹事同士でも、事前連絡で「服装どうします?」と相談しておくと良いでしょう。
幹事の服装でプラスアルファのポイントとして、演出に合わせた小物もあります。二次会では盛り上げ役として、司会幹事が余興でたすきやお揃いの衣装小物をつけることもあります。例えばチームTシャツやテーマカラーのスカーフなど、新郎新婦から指定があればそれに従いましょう。基本の服装はきちんとしていれば、パーティーハットやおもしろ眼鏡など一時的なグッズで崩すのは問題ありません。要は「ふざけるところはふざける、締める所は締める」で、メリハリのある服装演出ができると幹事としては100点です。
最後に、幹事とはいえ写真やビデオには残るものです。新郎新婦にとって一生の記念となるパーティーなので、「後で写真を見返したときに幹事の服装だけ場違いだった…」なんてことにならないよう気を付けましょう。適度にフォーマルで清潔感のある装いで臨めば、ゲストからも「さすが幹事さん、しっかりしてるな」という安心感につながります。
まとめ:服装マナーを押さえて二次会を楽しもう
結婚式二次会の服装について、新郎新婦・ゲスト・幹事それぞれの立場からポイントを解説してきました。最後に要点をまとめます。
- 新郎新婦:披露宴より少しカジュアルダウンOKだが、主役らしい華やかさは大切。新郎はダークスーツに明るい小物で存在感を出し、新婦はドレスで特別感を演出。二次会の雰囲気や動きやすさも考慮する。
- ゲスト(男性):スーツ着用が基本。ダークカラーのスーツに華やかなネクタイやチーフでお祝い感をプラス。ジャケット・襟付きシャツは必須で、平服指定でもラフになりすぎないよう注意。
- ゲスト(女性):ワンピースやドレススタイルでセミフォーマルを意識。会場に合わせて華やかさの度合いを調整し、白や全身黒、カジュアル過ぎは避ける。肌の露出や靴・バッグのマナーにも気を配る。
- 幹事:基本はゲストのマナーに準じつつ、進行のしやすさを優先。動きやすい靴や服を選び、腕時計を忘れずに。幹事同士で服装の格を合わせ、主役を引き立てる立場であることを忘れない。
服装マナーを押さえつつも、自分なりのおしゃれを楽しむことも二次会の醍醐味です。当日は服装の心配をせず、思い切りパーティーを楽しめるよう、事前にしっかり準備しておきましょう。素敵な装いで二次会をさらに盛り上げてくださいね!
結婚式二次会幹事代行プロデュース
2次会ジェンヌ
二次会代行プランナー 鈴木